育休の手取りは実質10割|整備士15年の俺が双子誕生前に調べた給付金と申請手順

生活改善

2026年5月に、双子が生まれる。

すでに1歳の長男がいるから、一気に3人の父親になる。

俺は2ヶ月間の育休を取ることに決めた。

整備士を15年やってきて、育休を取るのは初めてだ。

正直、最初に頭をよぎったのは「お金、大丈夫か?」だった。

で、調べた。

調べたら、思っていたよりずっとハードルが低かった。

今回は、俺が育休を取ると決めてから調べたことを書く。

お金の計算、会社の反応、申請で気をつけること。

そこを全部まとめる。

「育休を取りたいけど、お金が不安」「現場仕事だから無理だろ」と思っている人に読んでほしい。

💡 この記事のポイント

・2025年4月の新制度で、育休の最初の28日間は実質手取り10割相当に近い

・29日目以降も、給付金と社会保険料免除で手取りは大きくは崩れにくい

・月収35万円(額面)の場合、最初の28日間は給付金の目安が約28万円

・会社への伝え方は「相談」より取得の意思を伝える報告に近い

・現場仕事でも、引き継ぎはシンプルにできる

なぜ整備士の俺が育休の話を書くのか

整備士、工場勤務、建設現場。いわゆる「現場仕事」の人間は、育休と聞くとこう思う。

「俺が抜けたら回らないだろ」

俺もそう思っていた。

15年間、現場に穴を開けたことはほぼない。

でも今回、双子の出産という現実を前にして考えが変わった。

1歳の長男を追いかけながら、双子の授乳とオムツ替え。

これを妻一人に任せるのは、どう考えても無理がある。

上司に「5月から2ヶ月、育休を取ります」と伝えた。

返ってきた言葉はこうだった。

「取らざるを得ないな!頑張れ!」

拍子抜けした。

もっと渋い顔をされると思っていた。

結局、「現場が回らない」は自分の思い込みだった。

育休中のお金はどうなる?2025年4月の新制度を解説

育休で一番不安なのはお金だと思う。

俺も最初に調べたのはここだった。

結論から言うと、2025年4月から始まった新制度で、最初の28日間は実質手取り10割相当にかなり近い。

給付金の仕組み(67%+13%=80%)

育休中にもらえるお金は、基本的に「育児休業給付金」だ。

これは原則、休業開始時賃金日額×支給日数×67%で計算される。

2025年4月からは、ここに「出生後休業支援給付金」が加わった。

一定の条件を満たすと、最初の28日間はさらに13%上乗せされて、合計80%になる。

「80%なら2割減るじゃん」と思うかもしれない。

でも、育休中は社会保険料が免除される。

しかも、給付金そのものは非課税だ。

普段の給料は、額面から社会保険料や税金が引かれて、手元に残るのはだいたい75〜80%くらい。

一方で、育休中の最初の28日間は、額面の80%がそのまま近い形で入ってくる。

だから、よく言われる「実質手取り10割相当」という表現になる。

項目 通常勤務 育休中(最初の28日間) 育休中(29日目〜)
支給額の目安 額面100% 額面の80% 額面の67%
社会保険料 引かれる 免除 免除
税金 所得税などがかかる 給付金自体は非課税
※住民税の支払いは別で発生する場合あり
給付金自体は非課税
※住民税の支払いは別で発生する場合あり
実質手取り感 約75〜80% 約80%(≒手取り10割相当) 約67%(≒普段の手取りの8〜9割相当)

⚠️ 注意:80%が出るのは最初の28日間だけ

13%の上乗せがある「出生後休業支援給付金」は、最大28日間が上限。

29日目以降は原則67%に戻る。

※育児休業給付金は181日目以降は50%になるが、今回は2ヶ月取得の話なのでそこまでは深掘りしない

月収35万円(額面)だと、いくらもらえるか

実際に数字で見たほうがわかりやすい。

期間 給付金の目安 普段の手取りとの比較
最初の28日間 約28万円(35万円×80%) 普段の手取りにかなり近い
29日目〜60日目 約23.5万円(35万円×67%) 普段より約4.5万円少ない目安

最初の1ヶ月は、普段の手取りとかなり近い。

2ヶ月目は減るけど、「半分になる」みたいな話ではなかった。

正直、調べる前はもっと厳しいと思っていた。

でも違った。調べるだけで、お金の不安はかなり減る。

月収別シミュレーション

自分の額面月収でざっくり見たい人向けに、目安を置いておく。

額面月収 通常の手取り(目安) 育休・最初の28日間 育休・29日目〜
20万円 約16万円 約16万円 約13.4万円
25万円 約20万円 約20万円 約16.8万円
30万円 約24万円 約24万円 約20.1万円
35万円 約28万円 約28万円 約23.5万円
40万円 約32万円 約32万円 約26.8万円

💡 ポイント

給付金の計算は、正確には「休業開始時賃金日額×支給日数」で決まる。

上の表はわかりやすさ優先の目安だ。

正確な金額は、会社の人事かハローワークで確認してほしい。

80%給付をもらうための条件

13%上乗せの「出生後休業支援給付金」をもらうには、条件がある。

ここを外すと、従来どおり67%だけになる。

⚠️ 80%給付の条件

① 育休開始前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が12ヶ月以上あること

② 原則として、両親ともに14日以上の育休取得があること

③ パパは子の出生後8週間以内に14日以上の育休を取ること

※配偶者が就労していない場合、ひとり親家庭などは例外あり

※配偶者側の扱いは働き方で変わることがあるので、会社かハローワークで確認した方が早い

俺の場合、トヨタで15年勤めているから、雇用保険の期間は問題ない。

あとは取得時期と日数を、会社に早めに伝えて確認した。

ここで大事なのは、「自分は対象だろう」で進めないことだ。

制度は細かい条件で変わる。気になるなら、最初に人事へ聞いた方が早い。

会社への伝え方は、「相談」より「取得の意思を伝える報告」に近い

ここが意外と悩むところだと思う。

俺がやったことはシンプルだった。

実際に俺が伝えた流れ

時期:出産予定日の約4ヶ月前

相手:直属の上司

言ったこと:「5月に双子が生まれるので、5月から2ヶ月間、育休を取ります」

「取りたいんですけど…」じゃない。

「取ります」と伝えた。

育休は、法律で認められた権利だ。

許可をもらうというより、取得の意思を伝えて手続きを進めるものに近い。

上司の反応は「取らざるを得ないな!頑張れ!」だった。

双子と聞けば、そりゃそうだよなと思う。

伝える時のテンプレ

「○月に子どもが生まれる予定なので、○月○日から○ヶ月間、育休を取得します。引き継ぎは○週間前から調整します。よろしくお願いします。」

これで十分。長い説明はいらない。事実を伝えればいい。

⚠️ 知っておくべきこと

育休の申出や取得を理由に、解雇や降格などの不利益な取り扱いをすることは法律で禁止されている。

もし明らかにおかしい対応をされたら、人事や労働局に相談していい。

申請で俺が先に確認したこと

実際の申請は、会社経由で進むことが多い。

だから俺が先にやったのは、「制度を完璧に覚えること」じゃなくて、会社に確認するための材料を揃えることだった。

確認したのはこの4つだ。

  • いつからいつまで休むか
  • 給付金はどれくらいになるか
  • 必要書類は何か
  • いつ会社に伝えれば間に合うか

ここを先に整理しておくと、人事との話が早い。

逆に何も決めずに行くと、話がふわっと終わる。

人事に確認すること

・育休の開始日と終了日の決め方

・申請に必要な書類

・給付金の申請タイミング

・社会保険料免除の扱い

・住民税の支払い方法

現場仕事の引き継ぎは、思ったよりシンプルでいい

「整備士が2ヶ月抜けて大丈夫か?」と思う人もいるはずだ。

結論、やり方次第で何とかなる。

俺がやった準備

やったこと:

育休に入る数週間前から、長期戦になりそうな作業を自分の担当に入れないように調整した。

仲間に伝えたこと:

「この日から育休入るから、俺の予定は入れないで。よろしく!」

引き継ぎ資料:

ガチガチの資料は作っていない。

現場の人間なら、車を見ればある程度わかる。

大事なのは、宿題を残さないことだ。

中途半端な作業を残して抜けるのが一番ややこしい。

引き継ぎチェックリスト(現場仕事向け)

・育休開始の1ヶ月前には上司へ確定日を伝える

・直近の大きな案件は早めに終わらせるか、担当を外れる

・「休みます」と堂々と宣言する

・引き継ぎ資料は必要最低限でいい

・中途半端な作業だけは残さない

「お金が不安で育休が取れない」は、育休だけの問題じゃない

ここまで読んで、それでも「うちはキツいかも」と思う人がいるかもしれない。

でも冷静に考えてほしい。

最初の28日間は、手取りにかなり近い。

29日目以降も、いきなりゼロにはならない。

それでも生活が回らないなら、育休のせいだけじゃない。

家計の固定費が重い可能性が高い。

格安SIMに変えていない。

保険を見直していない。

使っていないサブスクが残っている。

そっちを先に直した方が、育休も取りやすくなる。

まとめ:調べたら、育休のハードルは思ったより低かった

育休を取ると決めるまで、正直ビビっていた。

お金が減るんじゃないか。職場に迷惑がかかるんじゃないか。

でも調べてみたら、思っていたより現実的だった。

💡 この記事のまとめ

お金:最初の28日間は実質手取り10割相当に近い。29日目以降も、いきなりゼロにはならない。

条件:雇用保険の加入期間や取得日数などの条件がある。配偶者側の要件は例外もある。

職場:「取りたいんですけど」より、「取ります」と事実を伝える方が早い。

本音:仕事の代わりはいても、パパの代わりはいない。

俺の育休はまだこれからだ。

双子育児がどれだけ過酷か、正直まだわからない。

でも、「取らなきゃよかった」とはたぶん思わない。

それだけは今の時点ではっきりしている。

まずは、自分の会社の育休規定を確認するところから始めてみてほしい。

今日やること

① 自分の額面月収を確認する(給与明細を見る)

② 上の表で育休中の給付金の目安を確認する

③ 配偶者と「2ヶ月休めたら何ができるか」を話す

④ 会社の人事に育休制度を確認する

コメント

タイトルとURLをコピーしました