妻が切迫早産で管理入院した話|双子パパが2〜3ヶ月やりきったこと・費用・制度をすべて書く
この記事でわかること
- 切迫早産・管理入院とは何か
- 管理入院中にパパがやること・頼り方
- 入院費用と使える制度(うちはほぼ0円だった)
- 2〜3ヶ月を乗り切るための心構え
先週、妻が入院した。
双子の切迫早産で、管理入院になった。
「しばらく病院から出られないかもしれない」
そう言われた。出産まで、まだ3ヶ月ある。
その場では頷いた。でも、心の中は静かにパニックだった。
この記事では、そのときの話と、実際に2〜3ヶ月の管理入院をどう乗り切ったか、費用はどうだったかを全部書く。同じ状況のパパに届けばいい。
検診で、そのまま入院になった
その日の検診には、俺も同席していた。
実は前回の検診でも「次回、もしかしたら入院になるかもしれない」と言われていた。だから、心のどこかで覚悟はしていた。荷物も準備していた。
それでも、実際に「今日から入院です」と言われたときは、頭が一瞬止まった。
先生からの説明はこうだった。
「双子だから、子宮にかかる負担が大きいです」
「このままだと、早く生まれてしまうリスクがあります」
妻はそのままベッドに横になった。俺は準備していた荷物を渡した。
整備士の俺は、ふだん「原因は何か」「どう対処するか」で考えるクセがある。でも、そのときの俺にできたのは、妻の手を握ることだけだった。
「もしかしたら入院かも」と言われたら
検診で入院の可能性を告げられたら、その日から入院グッズを準備しておくことをすすめます。実際、俺たちはその一言で準備を始めていたので、当日は慌てずに動けました。パジャマ・洗面用具・充電器・保険証・母子手帳は最低限まとめておくといいです。
管理入院は2〜3ヶ月続いた
切迫早産は、赤ちゃんが予定より早く生まれてしまうリスクが高い状態のことだ。双子妊娠はもともと子宮への負担が大きく、なりやすいとは聞いていた。でも「なりやすい」と「実際になる」は、まったく別の話だった。
管理入院中は面会に制限があり、毎日会いに行けるわけではなかった。妻とは毎日テレビ電話をした。
妻は病院のベッドの上で、ほぼ動けない状態が続いた。トイレ以外はベッド上での生活だ。
「何もできない」という焦りや不安を、妻も感じていたと思う。俺にできることは、毎日連絡をとること、外の様子を話すこと、「長男は元気だよ」と伝えることだった。
双子妊娠と切迫早産
双子などの多胎妊娠は、子宮が大きくなりやすく、切迫早産のリスクが単胎より高いとされています。妊婦健診で「子宮頸管が短い」と言われたら、早めに主治医に相談することをすすめます。
1歳の長男をどう見てもらったか
当時、長男は1歳だった。妻が突然いなくなり、状況がわからないまま毎日が変わっていった。
俺一人で仕事と育児を回すのは、正直無理だった。頼れる人が近くにいたことが、本当に助かった。
うちの場合の分担
- 平日昼間:妻の父が隣に住んでいるため、日中の世話をお願いした
- 休日:俺の母も近くに住んでいるため、休みの日に来てもらった
- 仕事から帰ったあと:俺が長男の晩ごはん・風呂・寝かしつけを担当
両家が近くにいたから乗り切れた。一人で抱え込まないことが、一番大事だと思う。
長男はまだ言葉では「ママは?」と聞けない。でも、玄関をじっと見ていることがある。いつもより俺にくっついてくることがある。
言葉にできなくても、たぶんわかっている。いつもいる人がいないことを。
寝かしつけのあと、部屋が急に静かになる。そのたびに、ぽっかり穴があいた感じがした。
仕事との両立
整備士の仕事は休めない日も多い。妻の入院中も、基本的に通常通り働いた。
仕事から帰ると、長男の世話が待っている。食事・風呂・寝かしつけを終えると、テレビ電話で妻と話す。
余裕はなかった。でも、「やること」が決まっていると、不思議と動ける。2〜3ヶ月は、そういう感覚で乗り切っていた。
管理入院の費用はいくらかかったか
ここからは実用的な話をする。管理入院の費用は、制度を使うと大きく抑えられる。
うちの場合、入院費用はほぼ0円だった。
① 民間の医療保険
妻が加入していた民間の医療保険から、入院給付金が支払われた。
入院日数に応じて給付金が出る商品の場合、2〜3ヶ月の管理入院では給付金がまとまった金額になる。実際の入院費用をカバーして、プラスになることもある。
うちの場合は双子だったため、多胎妊娠向けの補助が2人分適用されたことも、ほぼ0円で収まった要因のひとつだ。一人の場合は同じ制度でも手出しが発生するケースがあると思うので、加入保険の内容と自治体の制度を事前に確認しておくことをすすめる。
妊娠前から加入していることが条件になる保険がほとんどなので、妊娠がわかってから慌てて入っても間に合わない場合が多い。念のため書いておく。
② 高額療養費制度
医療費の自己負担が月の上限額を超えた場合に、超過分が戻ってくる制度だ。管理入院が長期になると、この制度が効いてくる。
事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払いが上限額までに抑えられる。健康保険組合または協会けんぽに申請する。
③ 傷病手当金(妻が会社員の場合)
妻が会社員で社会保険に加入している場合、管理入院で仕事を休んでいる間、傷病手当金を受け取れる可能性がある。
支給額の目安は標準報酬日額の3分の2。申請は勤務先を通じて行う。2〜3ヶ月続く管理入院では、まとまった金額になる。
管理入院前に確認したいこと
- 民間の医療保険に入っているか、入院給付の条件は何か
- 限度額適用認定証の申請(健保または協会けんぽへ)
- 妻が会社員なら傷病手当金の申請方法を勤務先に確認
管理入院中、パパが気をつけたこと
① 「報告」を絶やさない
妻は病院のベッドから、外の様子が一切わからない。長男の今日の様子、何を食べたか、どんな顔をしていたか。それを毎日伝えることが、妻の安心につながっていたと思う。
② 弱音を吐く場所を作る
妻には心配をかけたくないから、「大変だ」と言いにくい。でも、一人で全部抱えると続かない。俺の場合は、妻の父や自分の母と話す中で、自然と吐き出せていた。頼れる人がいるなら、頼っていい。
③ 完璧にやろうとしない
長男のごはんは、毎日手作りじゃなくていい。掃除は週に一度でもいい。仕事・育児・家事を全部完璧にやろうとすると、2〜3ヶ月は持たない。「最低限を続ける」でいいと思っていた。
出産の日、家族が揃った
管理入院が終わったのは、出産のときだった。
双子が帝王切開で生まれ、妻は産後の回復期間もそのまま同じ病院に入院した。長い期間だったが、妻も双子も無事だった。
久しぶりに家族が揃ったとき、長男は玄関で妻を見て、しばらくぼーっとしていた。それからわっと泣いた。
その顔を見て、俺もちょっとだけ泣いた。
まとめ|管理入院で知っておいてほしいこと
- 切迫早産は双子妊娠ではよくある。なったときのための準備をしておく
- 費用は制度と保険で大きく抑えられる。限度額認定証・傷病手当金を確認する
- 一人で抱え込まない。頼れる人に早めに頼む
- 完璧にやろうとしない。「続けること」を目標にする
- 妻への報告・連絡を毎日続けることが、妻の安心になる
🔧 整備士的に言うなら
整備士の仕事では、「今できる点検をやる、あとはプロに任せる」が基本だ。管理入院もそれと同じだった。医療はプロに任せる。家のことは自分がやる。妻への連絡は絶やさない。手順が決まれば、体は動く。2〜3ヶ月は、そうやって乗り切った。
育休中の家計全体を知りたい方へ
管理入院・双子出産後の家計の動きをまとめています。
※本記事の内容は筆者の実体験に基づくものです。切迫早産の診断・管理入院の必要性は医師の判断によります。費用や給付の詳細は加入保険・勤務先・自治体によって異なります。正確な情報は主治医・加入先の健康保険・勤務先にご確認ください。


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