「NISA貧乏」って言うけど、手取り28万の整備士が月6万円を積み立てる理由
「NISAやってる人って、なんか生活カツカツそう」
そんな空気を感じることがあります。
たしかに、手取り28万円で月6万円を積み立てると聞くと、「いや、けっこう攻めるな」と思われるかもしれません。自分でもたまに思います。給料明細に急にターボが付いたわけでもないので、ラクな設定ではありません。
でも、僕はそれでも新NISAで月6万円の積み立てを続けています。
理由はシンプルで、お金に余裕があるからではなく、将来の不安を少しでも減らしたいからです。
僕は整備士15年、36歳。手取りは28万円前後です。しかも双子が生まれて、5人家族になりました。家計に余白がたっぷりあるタイプではありません。むしろ、油断するとすぐ警告灯がつく側です。
それでも積み立てを続けると決めたのは、今の生活だけを守っていても、将来の生活までは守りきれないと感じたからです。
この記事では、「NISA貧乏」と言われがちな状況の中で、なぜ僕が月6万円の積み立てを続けるのかを、整備士としての生活感そのままで書いていきます。
- 手取り28万円で月6万円積み立てるのは無理なのか
- なぜ減額ではなく継続を選んだのか
- 家計と投資をどう両立しているのか
- 「NISA貧乏」と笑われても続ける理由
そもそも「NISA貧乏」って何なんだろう
最近はSNSやYouTubeでも、「NISA貧乏」という言葉を見かけるようになりました。
意味としては、将来のために投資へお金を回しすぎて、今の生活が苦しくなっている状態を指すことが多いです。
たしかに、毎月の積立額だけを見ると、そう見える人もいると思います。
でも、僕はこの言葉に少し違和感があります。
なぜなら、将来のために備える行動そのものが悪いわけではないからです。問題なのは、生活を壊すほど無理をしてしまうことです。
つまり大事なのは、積立額の多い少ないではなく、自分の家計に合った形で続けられているかどうかだと思っています。
僕の場合、月6万円の積み立てはたしかに軽くはありません。でも、それは見栄でやっているわけでも、投資で一発逆転を狙っているわけでもありません。
「給料だけに全部を背負わせるのは、さすがにしんどい」と感じたからこそ、家計の一部を未来に回しているだけです。
手取り28万、整備士15年、双子あり。それでも月6万円を積み立てる理由
僕は整備士として15年働いてきました。本業は大事ですし、今でも家計の土台は給料です。
でも正直に言うと、本業の給料だけで、物価上昇・教育費・老後不安まで全部カバーするのは厳しいと感じています。
円安やインフレで生活コストは上がる一方なのに、手取りがそれに合わせてグンと増えるわけではありません。整備士の給料明細、毎月こつこつ真面目ではあるんですが、ロケットみたいな伸び方はしません。
しかもわが家は双子が生まれて、5人家族になりました。うれしさと同時に、責任も一気に増えました。
こういう状況になると、節約だけで乗り切るのにも限界があります。
もちろん固定費の見直しは続けています。実際、家計改善のベースはそこです。車を持っている家庭なら、保険の見直しだけでも効果は大きいです。わが家も固定費の見直しはかなり重要だと感じていて、詳しくは車両保険を見直して固定費を下げた話でも書いています。
ただ、固定費を見直すだけでは未来の不安をゼロにはできません。
だから僕は、家計の予防整備として積み立て投資を続けることにしました。
車でも、壊れてから慌てて直すより、壊れる前に点検したほうがダメージは小さいですよね。家計も同じで、お金の不安が限界まで来てから動くより、早めに備えておいたほうが後で効いてくると思っています。
なぜ月3万円ではなく、月6万円を継続することにしたのか
以前は「状況によっては月3万円に減らすのもありかな」と考えたこともありました。
実際、家計に負荷がかかる時期はあります。子どものこと、生活費のこと、急な出費のことを考えると、「ちょっと守りに入るか…」と迷う瞬間は普通にあります。
でも最終的に、僕は月6万円を継続すると決めました。
理由は、積立額を下げること自体が悪いわけではないけれど、今の自分にとっては「安心のために必要なライン」が月6万円だと判断したからです。
もちろん、これは万人におすすめする金額ではありません。ここはかなり大事です。
月6万円が正解なのではなく、自分の家計と目的に対して、納得して続けられる金額を決めることが大切だと思っています。
僕の場合は、将来の家族の土台づくりを優先したときに、月6万円を続けるほうが後悔しにくいと考えました。
「今を削って未来だけを見る」のではなく、今も守りながら、未来にも回すために家計全体の優先順位を決めた、という感覚です。
この考え方の土台になっている家計全体の設計については、整備士パパが家族5人で1億円を目指す、全行程の案にもまとめています。
積み立てている商品はS&P500とオルカン
僕は新NISAで、S&P500とオルカンを中心に積み立てています。
理由はシンプルで、長期で続けやすく、商品選びで迷いすぎにくいからです。
投資を始めると、いろいろな情報が入ってきます。「今はこっちのほうがいい」「いや、暴落が来る」「もう遅い」「まだ早い」みたいな話が次から次へと流れてきます。
でも、そういう情報を全部追いかけていると、家計もメンタルもだいぶ疲れます。整備書を1ページ見るたびに違う人が横から口を出してくるようなもので、そりゃ混乱します。
だから僕は、商品や情報源を絞って、なるべくブレない形にしています。
なお、投資は順風満帆だったわけではありません。含み損を見て気持ちが揺れたこともあります。その経験は、新NISAで70万円損したあとに考えたことにも正直に書いています。
「暴落したらどうするの?」に対する僕の答え
投資の話をすると、よく聞かれるのが「暴落したらどうするの?」ということです。
これに対する僕の答えは、かなりシンプルです。
売らない前提で積み立てる、です。
もちろん、暴落したら気分は良くありません。評価額が下がれば普通にヘコみます。人間なので、スマホを見て「うわっ」となる日はあります。
でも、最初から下がる場面もあると分かった上で積み立てを続けると決めています。
なぜなら、積み立て投資は短期で勝ち負けを決めるものではなく、長い時間を使って資産を育てていく考え方だからです。
途中の揺れだけを見てやめてしまうと、せっかく積み上げたものが崩れやすくなります。
なので僕は、暴落時に慌ててハンドルを切るより、最初から速度を出しすぎないようにして走るイメージで続けています。
投資だけじゃない。固定費の見直しと情報発信も同時進行
月6万円の積み立てだけを切り取ると、かなり無理しているように見えるかもしれません。
でも実際は、投資だけを頑張っているわけではありません。
家計の土台としてやっているのは、主にこの3つです。
- 固定費を見直す
- 積み立て投資を続ける
- ブログやSNSで情報発信を積み上げる
固定費の見直しは、いわば家計のオイル漏れチェックです。小さな漏れでも放置すると、後から地味に効いてきます。
通信費、保険、サブスクなどを見直すだけでも、毎月の余白は変わります。
そして、もうひとつやっているのがブログとSNSでの情報発信です。
現時点で大きな収入があるわけではありません。でも、本業一本に全部を乗せるより、少しずつでも別の柱を育てていく意味は大きいと感じています。
「すぐ稼げる」という話ではありませんが、家計にとってはこれも立派な予防整備です。
「NISA貧乏」と笑われても、僕は家族を守るために続ける
僕は、「NISA貧乏」と言われること自体をそこまで気にしていません。
なぜなら、誰かにどう見えるかよりも、家族の将来にどう備えるかのほうが大事だからです。
もちろん、今の生活を壊してまで積み立てるのは違うと思います。そこは本当に大前提です。
でも逆に、今だけを優先しすぎて、将来の不安に何も手を打たないのも怖いです。
だから僕は、その中間を取りにいっています。
家計を整えて、無駄を減らして、それでも残したいお金は未来に回す。
派手ではありません。でも、たぶんこういう積み重ねがいちばん現実的です。
整備士の仕事も似ています。大きな故障は、ある日突然に見えて、実は前から小さなサインが出ていることが多いです。家計も将来のお金の不安も、見て見ぬふりをすると、あとで重整備になりがちです。
僕が伝えたいのは「月6万円が正義」ではなく、「自分の基準を持つこと」
ここまで読んで、「じゃあ自分も月6万円やらないとダメなのか」と思った方がいたら、それは違います。
大事なのは金額の大きさではありません。
自分の収入、家族構成、生活費、これから必要になるお金を見た上で、自分で決めた金額を続けることです。
月1,000円でも、月5,000円でも、月1万円でも、積み立てを始めて続けることには意味があります。
最初から完璧じゃなくて大丈夫です。家計改善も投資も、最初からフル装備で始めるとだいたい疲れます。僕もそんなに器用なタイプではありません。どちらかというと、説明書を読んだふりで進めて後から見返すタイプです。
だからこそ、続けられる形に落とし込むことが大事だと思っています。
まとめ
「NISA貧乏」と言われることがあっても、僕が月6万円の積み立てを続ける理由はシンプルです。
- 手取り28万円でも、将来への備えは必要だと感じているから
- 整備士15年の給料だけに、人生の全部を背負わせるのは厳しいから
- 双子を含む5人家族として、未来の土台を少しずつ作っておきたいから
- 今と未来の両方を守るには、家計の予防整備が必要だと思っているから
月6万円という金額は、僕にとっての選択です。
だから、同じ金額をそのまま真似する必要はありません。
ただ、「自分の家計に合った形で、将来のための行動を始める」という意味では、誰にでもできることがあるはずです。
NISAを始める、固定費を見直す、積立額を決める、情報源を絞る。
その一歩は小さくても、あとで効いてくると思います。
家計も車も、放置がいちばん高くつく。これは整備士として、かなり本気でそう思っています。
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筆者プロフィール
たぬたん|整備士15年、手取り28万円、36歳。双子を含む5人家族のパパ。
本業はディーラー整備士。ブログでは、整備士目線の節約・投資・家計管理を、実体験ベースで発信しています。
ブログはこちら:https://syeriraimu.com


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