固定費を月1万円下げた。整備士が「昼休み1時間」でやったことを全部書く
先月、家計簿を開いて電卓を叩いた。
2026年4月、食品だけで2,798品目が値上がりした。
4人家族の年間負担増は約8.9万円、月換算で約7,400円という試算も出ている。
5月に双子が生まれると、うちは5人家族になる。
単純計算で、月9,000円以上の負担増になってもおかしくない。
俺の手取りが増えているわけじゃない。
子どもは増える。妻は入院中だ。
「稼ぐを増やす」は時間がかかる。
でも「出るを減らす」は、今日からできる。
整備士として15年働いてきた俺が、実際に昼休みの1時間でやった固定費の見直しを全部書く。
結果から言う。
月1万円、年間12万円の削減になった。
まず「診断」から始める
整備士の仕事はいきなり部品を換えない。
まず車の状態を診断して、どこが問題かを特定してから直す。
家計も同じだ。
最初にやったのは、固定費の「見える化」だった。
通帳と引き落とし履歴を開いて、毎月確実に出ていく費用を全部書き出した。
| 費目 | 月額 |
|---|---|
| 家賃・住居費 | ○○円 |
| 通信費(スマホ・ネット) | ○○円 |
| 保険料(生命・車) | ○○円 |
| サブスク類 | ○○円 |
| 電気・ガス・水道 | ○○円 |
ここは「だいたいこのくらい」で済ませない。
1円単位で把握する。
この作業をやると、初めて無駄が見える。
「あれ、これいつ登録したんだ?」みたいなサブスクは、だいたいここで出てくる。
① サブスクの棚卸し:月▲2,000円
見える化して最初にわかったのは、使っていないサブスクが2つあったことだ。
- 動画配信サービス(月額○○円):気づいたら1ヶ月以上開いていなかった
- クラウドストレージ(月額○○円):無料プランで足りていた
これで、月2,000円、年間24,000円の削減になった。
サブスク見直しのポイント
サブスクは、気づかないうちに払い続ける仕組みになっている。
月額が小さいからこそ、放置しやすい。
でも、家計で見るとそういう「小さい漏れ」が一番厄介だ。
オイルにじみも、最初は小さい。でも放っておくと後で効いてくる。あれと同じだ。
確認方法はシンプルでいい。
- クレジットカードの明細を1〜3ヶ月分さかのぼる
- 「○○ premium」「○○ plus」みたいな定額課金を全部拾う
- 「先月使ったか」を1つずつ確認する
- 使っていなければ解約する
「いつか使うかも」は、いったん解約でいい。
また必要になったら、そのとき入り直せばいい。
② 電力プランの変更:月▲500円(予定)
次にやったのが、電力プランの見直しだ。
電力の自由化で、今は大手電力会社以外にも選択肢がある。
俺は比較して、同じ電力量でも月500円くらい下がる見込みが出たので、手続きを進めた。
電力プランを変えるときの注意点
ここで気をつけたいのは、「安く見える」だけのプランに飛びつかないことだ。
整備士的に言えば、スペック表だけ見て部品を選ぶのと同じで、
条件まで見ないと後でズレる。
見るべきポイントはこの3つ。
- 基本料金と従量料金の合計で比べる
- 解約手数料があるか確認する
- セット割の条件を確認する(スマホとのセット割など)
やること自体は難しくない。
検針票を用意して、比較サイトでシミュレーションするだけだ。
手続きそのものは10〜15分で終わる。
③ 車の保険見直し:年▲30,000円
ここは整備士として、かなり強く言いたい。
車の保険は、更新のたびに見直した方がいい。
「前回と同じでいいです」は、かなりの確率で損をしている。
俺がやったのは、ネットで一括見積もりを取ること。
同じ補償内容で複数社を比較したら、年間30,000円の差が出た。
整備士として絶対外さない補償
安くしたいからといって、削ってはいけない項目がある。
「対人・対物 無制限」だけは削らない。
事故の相手が高級車でも、怪我の治療が長引いても、無制限なら対応できる。
ここを削って年5,000円安くしても、事故のときに一気に吹き飛ぶ。
削るなら、まず考えるのは車両保険だ。
車両保険は、車の時価額に対して保険料を払う形になる。
だから古い車ほど、費用対効果は落ちやすい。
「なんとなく去年と同じ」ではなく、
今の車の価値と、今の家計に合っているかで見直した方がいい。
④ 食費の買い方を変える:年▲24,000円
4月の値上げを前に、食費は「何を買うか」より「どう買うか」を変えた。
値段を無理に削るというより、
買い方の効率を上げて、ムダを減らすイメージだ。
具体的にやったのはこの3つ。
- 特売日に合わせてまとめ買いする
- 食用油・マヨネーズなど値上がり品を値上げ前に1〜2個だけ先回りで買う
- 冷凍保存を使って、食材の廃棄ロスを減らす
これで、年換算では24,000円の削減になった計算だ。
節約というより、
今まで取りこぼしていた分を拾い直した感覚に近い。
⑤ 外食を週1回から月2回に:年▲36,000円
一番効いたのは、ここだった。
外食をゼロにしたわけじゃない。
週1回だった外食を、月2回に減らした。
それだけで、年ベースではかなり差が出る。
うちは記事全体の計算を合わせるために、保守的に見て年36,000円の削減で置いている。
実際には、1回あたりの外食費や家族人数によっては、もっと差が広がる。
たとえば、外食1回あたり3,000円で計算すると、
- 週1回 × 52週 = 156,000円/年
- 月2回 × 12ヶ月 = 72,000円/年
- 差額は84,000円
このくらい開くケースもある。
ただし、我慢だけの節約は続かない。
だから俺は、
「外食の回数を減らす」のではなく、「外食の価値を上げる」考え方に変えた。
毎週なんとなく行くファミレスを、
月2回の「ちゃんと楽しむ外食」に変える。
その方が、家族の満足度はむしろ上がった。
まとめ:削減額と優先順位
| 項目 | 削減額 | 難易度 |
|---|---|---|
| サブスク解約 | 月▲2,000円(年▲24,000円) | ★☆☆(すぐできる) |
| 電力プラン変更 | 月▲500円(年▲6,000円) | ★★☆(15分で完了) |
| 車保険見直し | 年▲30,000円 | ★★☆(比較だけでOK) |
| 食費の買い方 | 年▲24,000円 | ★★☆(習慣の変更) |
| 外食の頻度調整 | 年▲36,000円 | ★★★(家族の合意が必要) |
| 合計 | 月▲約10,000円 / 年▲120,000円 |
整備士として思うこと
固定費の見直しは、車の定期点検に似ている。
やらなくても、今日すぐ困るわけじゃない。
でも放置すると、気づかないうちにコストが積み上がっていく。
現場でよく見るのが、
「ずっと同じところに出してるから安心です」というパターンだ。
もちろん信頼できる店はある。
でも、信頼と惰性は別だ。
気づいたら、必要以上の整備を何年も続けていた。
そんなケースは、正直ある。
家計も同じだ。
「去年と同じ」を何も考えず続けているなら、1回点検した方がいい。
4月は値上げのピークだ。
でも、手取りが急に増えることはない。
だったら、まずは出る金を点検する。
出るを減らす1時間が、年間12万円を変える。
固定費見直しのチェックリスト
すぐ始めたい人向けに、やることを絞る。
- [ ] クレジットカード明細を開く
- [ ] サブスクをリストアップして「先月使ったか」を確認する
- [ ] 使っていないサブスクを解約する
- [ ] 電気の検針票を探す
- [ ] 電力比較サイトでシミュレーションする
- [ ] 車保険の更新時期を確認する
- [ ] 車保険の比較をする
全部一気にやらなくていい。
1つやれば、次が見える。
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