双子の出産準備費を見て「副業しないと詰む」と思った話

節約 貯金

双子の出産準備リストを妻が持ってきた日、ざっと合計して血の気が引いた。

「これ、全部買うの?」

チャイルドシート2台、ベビーカー、抱っこ紐、ベビーベッド、哺乳瓶、消毒セット、衣類、おむつ……。1人分でも高いのに、双子だ。ほぼ2倍。

整備士15年、手取りはそこそこ。でもこの見積もりを見た瞬間に思った。

「本業だけじゃジリ貧になる。副業で稼がないと詰む」

そこから始まった、出産準備の節約修行。結果的に約10万円浮かせたけど、妻との喧嘩も増えた。整備士パパのリアルな出産準備を、正直に全部書く。

最初に決めたルール:「命に関わるものはケチらない」

節約するにしても、全部を安く済ませるつもりはなかった。

整備士をやっていると、「ここをケチったら終わる部品」と「ここは社外品でも十分な部品」の区別が身体に染みついている。ブレーキパッドを100均で買うバカはいない。でもフロアマットは純正じゃなくても死なない。

出産準備も同じだと思った。だから最初にルールを決めた。

命に関わるもの → 新品で妥協しない

それ以外 → 徹底的にコストを下げる

このルールがあったから、節約と安全のバランスが取れた。逆に言えば、このルールがなかったらただのケチだ。実際、妻にはかなりそう見えていたと思う。

ケチらなかったもの:チャイルドシートと抱っこ紐

真っ先に新品で買うと決めたのがチャイルドシートだ。双子だから2台必要。これだけで数万円が飛ぶ。

正直、中古も頭をよぎった。でも整備士としてそれはできなかった。

チャイルドシートは車のシートベルトと同じで、一度事故の衝撃を受けたら内部が劣化している可能性がある。外から見て無傷でも、中のフレームや衝撃吸収材がダメになっているかもしれない。中古品はその履歴がわからない。

車の整備で「このパーツ、前のオーナーがぶつけてるかもしれませんね」と言われたら不安になるのと同じだ。子どもの命を預けるパーツに「かもしれない」は許容できなかった。

抱っこ紐も同じ理由で新品を選んだ。双子を抱える場面が確実に来る。ここは投資だと割り切った。

徹底的にケチったもの:普段着は全部西松屋

一方で、普段着は完全に西松屋に振り切った。

理由はシンプルで、赤ちゃんの服は3ヶ月で着られなくなる。どんなに良い生地でも、どんなにかわいいデザインでも、3ヶ月後にはサイズアウトする。これは車で言えば「3ヶ月後に確実に手放す車」にコーティングをかけるようなものだ。意味がない。

西松屋なら肌着は数百円。Tシャツも500円以下で買える。汚れても、破れても、サイズアウトしても惜しくない。この「惜しくない」が育児では本当に大事だった。

ミルクを吐かれるたびに「あの服、高かったのに……」と思うストレスがゼロになる。これは精神的な節約でもある。

でもオシャレ着は別で買った

ただ、全部を西松屋にしたわけじゃない。お宮参りや写真を撮るときの「一張羅」は別で用意した。

ラルフローレンのベビー服。これはメルカリで中古を買った。

赤ちゃんのブランド服は、着る回数が少ないから中古でも状態が良い。しかもブランド服は中古でもちゃんとブランド服に見える。写真映えは新品と変わらない。

普段着 → 西松屋(新品・使い捨て感覚)

オシャレ着 → ブランド中古(状態良し・写真映え)

車で言えば、通勤車は軽自動車で十分だけど、週末のドライブ用にちょっと良い車を中古で持つ感覚に近い。用途で使い分ける。これが整備士パパの出産準備の基本戦略だった。

妻と何度も喧嘩した話

ここまで読むと「うまくやったね」と思われるかもしれないけど、実際はそんなにスムーズじゃなかった。

正直に言う。妻とめちゃくちゃ喧嘩した。

僕はケチだ。自覚している。整備士として「本当に必要なパーツか?」を常に考える癖がついている。だから子供用品を見ても、つい「それ、要る?」と言ってしまう。

でも妻からすれば、初めての双子出産で不安だらけの中、「要る?」と言われるのは否定されたように感じたらしい。

「赤ちゃんのものくらい気持ちよく買わせてよ」

この一言で、自分が間違っていたことに気づいた。

節約は大事だ。でも妻が安心して出産に向かえる環境を作ることの方がもっと大事だった。車で言えば、燃費を良くすることに夢中になって、助手席の乗り心地を無視していた状態だ。

それ以降、「要る?」ではなく「どっちがいい?」と聞くようにした。選択肢を出すのは僕の仕事。でも最終決定は妻に委ねる。これだけで喧嘩が激減した。

結果的に約10万円浮いた内訳

最終的に、定価で全部揃えた場合と比べて約10万円は浮いたと思う。正確な内訳はこんな感じだ。

項目 やったこと 節約効果(目安)
普段着・肌着 全て西松屋で統一 約2〜3万円
オシャレ着 ラルフローレン等をメルカリ中古 約1〜2万円
ベビー用品 メルカリ・お下がり活用 約3〜4万円
消耗品(おむつ等) Amazon定期便・まとめ買い 約1〜2万円

一方で、チャイルドシート2台と抱っこ紐は新品で合計6万円以上かかった。ここは一切値切っていない。

削るところは削る。守るところは守る。

これは車の整備でも家計の整備でも同じだった。

「副業しないと詰む」から始まった家計改善

冒頭に書いた「副業しないと詰む」という焦り。あれは正しかった。

出産準備で10万円浮かせたところで、双子が生まれたら毎月の出費は跳ね上がる。おむつだけで月1万円以上。ミルクも倍。節約だけでは限界がある。

だから僕は今、このブログを書いている。

整備士の給料だけでは家族5人を支えるのはギリギリだ。だから空いた時間で発信して、少しずつ収入の柱を増やしていく。

家計もエンジンと同じで、1気筒だけで回し続けたらいつかオーバーヒートする。気筒を増やす。回転数を分散する。それが我が家のサバイバル戦略だ。

まとめ|出産準備は「整備の優先順位」で乗り切る

命に関わるもの → 新品・妥協しない

普段使い → 西松屋・使い捨て感覚で

ブランド服 → メルカリで中古・写真映え十分

妻の安心 → 節約より優先

家計の不安 → 副業で気筒を増やす

「ケチ」と「節約」は違う。僕は最初、ケチだった。妻に怒られて、ようやく節約になれた。

これから出産準備をするパパへ。まず妻の話を聞いて、それから一緒に優先順位を決めてほしい。「要る?」じゃなくて「どっちがいい?」。これだけで、財布も夫婦関係も守れる。

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