健康診断や夏が近づくと『体重減らそう』と言う人が増えるのはもはや毎年の恒例行事である。
真の痩せるは体脂肪を減らすことにあるのだ。同じ体重でも体脂肪率で見た目がかなり変わるので、体重よりも体脂肪を重視して欲しい。
体脂肪について
大事なことなので何回も言おう。
ダイエットのゴールは体脂肪を減らすことだ。体重だけを減らすことではないのだ。
『脂肪=悪』と思われがちだが、脂肪にもメリットもある。ただ、デメリットだけが誇張されてるのだから仕方ない。
では、脂肪の役割について簡単に説明していこう。
まず1つ目は、盾の役割だ。
皮下脂肪と内臓脂肪とあるが、どちらも体を守ってくれているのだ。
極端に減らしてしまうと、筋肉や骨、内蔵へダイレクトアタックされてしまうのである。
ある程度は脂肪が必要なので、いつも憎しみしかない脂肪でも『守ってくれてありがとう』と感謝の気持ちも忘れずにいて欲しい。
だが、皮肉なことに付きすぎると逆に内蔵を圧迫してしまいダイレクトアタックされてしまうのである。つらい
2つ目は、エネルギーの貯蔵である。
余分なエネルギーが脂肪になるのは知っているが、逆に足りなくなった状況では脂肪からエネルギーをとりだせるのだ。
遭難した時に、水があれば何日かは生きられるのも脂肪という弁当箱?のおかげだ。
筋肉にも同様の作用があるが、脂肪の方が簡単に付けられるなんとも手軽だ
これまた脂肪に感謝して欲しい。
最後に、少しではあるが寒さから守ってくれるのだ。
分厚い脂肪はもはや、人体コートのようなものだ。冬場には大いに助かるが、夏には地獄が待っているという飴と鞭状態だ。
ここに関しては脂肪に感謝よりは、もう少し頑張れと声をかけてあげて欲しい。
以上のことから、付きすぎても無さすぎてもダメだということが分かっていただけただろう。
食べないダイエット
近年オートファジー言うものが流行っているが、私は試したことがないので効果はわからん。
ただ、体は食べたもので出来ているので1食抜いたりするダイエットはあまりおすすめしない。
摂取カロリーを極端に減らすダイエットはリバウンドしやすい。
理由は簡単だ。極端に減らしてしまうとエネルギー不足により脂肪はもちろんだが、筋肉も分解してエネルギーとして取り出してしまう。
結果として、代謝が下がり太りやすい体質の完成だ。骨皮筋右衛門の爆誕である!!
他にも血糖値の上がりや、ホルモン、ホメオスタシスなど細かいことが沢山あるが今回は割愛しておく。
何事においてもバランスが大事なので、3食しっかり食べて健康的に痩せてもらいたい。
意識してもらうポイントは、タンパク質多めで脂質は抑え目、糖質もある程度はとっていくのが理想の食事だ。
体重を測るタイミング
とは言うものの、やはり気になるのが体重である。
『やせた?体脂肪率何パーセント?』と聞かれることはなく聞かれるのは体重だ。
普通に生活しているだけでも体重の変化はある。食べ物を食べたり、水分補給でも体重は増える。
水1リットル飲めば体重は1キロ太るのは重力がある限り変わらない事実なのだ。(汗などは考慮しない)
そこで、体重を測るタイミングを統一しようと言いたい。
朝イチなら朝イチ、風呂の前なら固定で測って貰いたい。その時注目して欲しいのが体重もそうだが体脂肪率だ。
体重の減り方としては右肩下がりのみではなく、多少上下しながら下がっていくものなので短期ではなく長期目線で減らしていくのを目標に頑張ってもらいたい。
まとめ
今回は体重減少≠痩せたを話してきたが、『健康的に痩せるなら体重より、体脂肪率に着目せよ!』これを頭に入れてダイエットに励んでもらいたい。
そして、普段嫌われ者の脂肪にも役割はある事を忘れずに感謝してもらいたい。
摂取カロリーが増えなければそんなに太ることもないので、食事を抜くのではなくバランスよく食べてもらいたい。
皆が健康になれますように…
ではまたっ!!
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